Tag Archives: 伝統

往診 ・・・

開業している鍼灸師なら何方でも時々往診するでしょう。 しかし、 先日お電話頂いて、相手の母親が「肺の病気を患っている」から***お灸****の先生を探しているとの事。どんな病気かと問い直た所で肺気腫と肺癌と言われた。どちらも治らない病気だと説明した所で、それが承知していると言われたが、往診してくれるかと聞かれた。私は一人で仕事しているから往診は先ず治療院に来れない人に限らせ、そして昼休み、夜や休日(緊急以外)しか出来ないと応えたが、取りあえず住まいは何処かと聞いたら、頂いた返事にびっくりした:東京。 東京に私より遥か優れている先生が大勢いるし、先ず近くの先生を頼むべきですので、此方の出番はないはずと説明した。 しかし、近くに***お灸****してくれるの先生を探していたが、いずれも「お灸はやらない」と断られたから、ネットで検索すると「代田文彦」先生の本に出会い、代田先生に頼もうと思ったが、先生は既になくなったから、「弟子」を探したそうです。それで私の名前が出たそうだ。(私も検索してみたが、そのような繋がりは何処にも見つからない!) 代田先生は「弟子」を取らなかったが、代田先生の教えに沿って治療を施す者ならば、現在東京で開業している多摩川病院の先輩が適切だと薦め、何人分のリストを患者の送信した。最終的結局私にお願いしたいとの事になった。 代田文誌の本にも所々で出てくる:数時間汽車(当時は未だ「電車」がなかった)を乗って往診しに行き、患者の傍にいながら治療し、その家で泊り込み、そして患者を救った。私は文誌先生に全く及ばないでしょうが、大先生も患者のためにそのような長旅を惜しまないなら、私のような下っ端の三流職人は「文句」を言う資格なかろう。 しかし、患者の自宅付近に本当にお灸してくれる鍼灸師が(殆ど)いないようでしたら・・・実に情けないお話になる。伝統的な素晴らしい鍼灸診療を金儲けのため肩凝りや腰痛患者に鍼を刺し、十分電気を掛け「チン」と言う流れ作業に置き換えたのでしょうか。もし本当にそうであれば(私は何処にも出かけない田舎者ですので、都会の事情は全く知らない)、がっかりだし、とても悲しい!

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WFAS 2016 impressions (personal)

先日 gala dinner の話をした際、学会の印象は後で伝えると約束した。では少々こちらの(あくまでも個人的な)印象をまとめましょう。 前回日本でWFASの学会が23年前京都で行われた。その時も参加した。記憶が佐程定かではないが、当時の方世界中から多数の外国人が来たような気がする。今回の「全世界学会」と行っても80%以上の発表は日本人がしたし、当然のことでしょうが殆どの参加者も日本人でした。中国人以外の外国人は少なかったような気がする。その逆の考えもあり得る:外国人は(特に福島原発事故の後!外国人見学希望者はその後激減した。)日本に行ってもいい事ないだろうと思っているかもしれない。日本の政治家はその際、全世界に「日本人は嘘つきだ」と証明して下さった事も関与しているでしょう。 私は個人的中国人 (“China” と付いているもの全部)が気に入らないため最初から中国人の発表を聞こうとしなかった。もしかして捏造されたデータに基づき、検閲されたプロパガンダ資料には特に興味ないものです。日本人の発表より意図的欧米系の外国人による話を聞こうとした。日本の鍼灸(世界)は何となく線路に乗った汽車のようなもの・・方向は大体決まっていて、新鮮でなるほどと思わせるものに遭遇するチャンスは大分少なくなってしまった。こちらは齢をとってしまったせいでしょうか。 しかし、外国人発表も残念ながら殆ど期待はずれだった。外国の演者は本来自国での講演内容を「凝縮」し、発表した模様だった。従って、与えられた時間ないにうまい具合収まらない。そして、鍼灸の本当の価値、使い方、面白さなどは基礎医学「講演」後「その他」の部類で少々触れた程度。基礎医学は何より大事をした講演以外に一旦興味を引いたのは “fractal acupuncture” だったが、こちらは何となく魔法の世界にずれ込んだ。 学会の大きなテーマの一つ:「お灸」に関して “Merlin Young” の発表は心温まるものだった。このイギリス人鍼灸師は “moxa” に関して300ページほどの分厚い本を出した。その本は数ヶ月前に購入してから、是非あの人のお話を聞きたかった。やはりお話も良かった。 Young 先生以外にもお灸や艾に関する有名な外国人がいる:Lorraine Wilcox。彼女はどちらかといえば「中国」の影響で染まっているが、ヤング先生は意図的/全面的「日本風」のお灸を求めて、推進している。そのため本を買う時どちらの著書を選ぶ際こちらも意図的ヤング先生の本を選んだ。因みに、私は前に買った森ノ宮学園が出版した「もぐさのはなし」はどうやら日本語で書かれている「お灸/」艾」に関する纏めとして唯一の本らしい。妙ですね・・日本の伝統技術/知識を纏めたり、伝えたりするのは外国人。しかし、ヤング先生がこの話題が非常によく分かっているから、日本人に対して大変的確な質問もできる。質問された方はよく考えざるを得ない、場合によってその日本スタイルと異なっている思考パターンで試される事もある。 (以前から私はよく外国人見学希望者受け入れる先生方を探している事について書いた。その異なた思考パターンこそが日本人に大変有意義な刺激を与えると確信している。要するに、外国人見学希望者受け入れる事で日本人も大いに勉強になり、上記で触れた「新鮮な発見」に出会える機会が生まれてくる。無論日本人が海外に出て活躍するのも一つの手だ・・・) もうひとつ:有名人問題。 どこかの本や雑誌で○○先生を知って、学会で本人の実技や講演を見たり/聞いたりする機会があって期待する。しかし、実際その実技を見たりして、講演を聴いたりして、または学会でその先生の行動、振る舞い、発言をみるとどうもこちらの「波長に合わない」事が多い。こちらの波長に合わないだから何だとは正当の見方でしょう。上にも言ったように:飽くまでも個人的な印象だ。でも・・治療者は実技の際重さ5kgがありそうな大きな、ピカピカな超贅沢な時計をつけて、「見てみて、おれは儲かっているぜ」と言わんばかりの振る舞いを披露していると、私はがっかりする。なんとも思わない人がいれば、それはそれで結構。ただし、***私個人的***それが気に入らない。どの学会にそのような人がいる。所謂「有名」または「偉い」とされている人。残念です。 詳細を取りあえず省きますが、昔の間中先生や芹沢先生もそう言う部類に属すると***私は***確信している。周りはいくら先生が「偉い」と言っても・・・間近で観察した機会があったから、とても真面目な治療者だと思えない・・・ 自分でも喧しいと思う程文句ばかり言っているようだ。多分この業界の皆様に更なる迷惑を掛けないように、この仕事を止めて年寄りとして工事現場で交通整理のバイトをして、大人しく黙った方がいいかもしれない。

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挨拶 - 日本の伝統・・・

以前にもこれについて書いた: 日本は「挨拶の大国」だと来日する前に呼んで、来日してからこちらで色々な所で「聞かされ/仕込まれた」。しかし、その伝統は過去30年の間凄く薄れたような気がする。 別に私は個人的に「挨拶されたい」という訳ではないが、現在葉山町にある治療院類の店の中で私の治療院が尤古いものの一つ。私は昔の同僚に「お前開業する際、周りの同業者の挨拶周りしろ!」と指導された。これは日本のやりかたー日本の伝統的な仕来り。 開業の際、当然当時葉山町にあった治療院を全部回り(1ヵ所で来るなと言われた!)、ついでに整形外科などの医院にも挨拶してきた。 それ以来葉山町に鍼灸院、接骨院などの店は多数出来たが、私は開業してからの20年に一度も「同業者のご挨拶」なかった。 現在の自宅に引越しした際にも(当然)近所のご挨拶に回りました。「引越しそば」ではないが、粗品を持っていった。その後家の直ぐ近くに奥さんが日本人、旦那さんが外国の人が引越ししてきた。ちゃんと近所のご挨拶に来てくれた。新しく引越ししてきた日本人は挨拶して来なかった。 以前の風早商店会会長も言った:外国人が近所に引越ししてくると挨拶に来るが、日本人は来ない。それは戦後の「外来文化の悪い影響」だ。修正し、まともの形に戻すのは50年掛かるだろう。」ごもっともと言いようがない。 無論、自動車を乗って狭いところで相手が通るように道を開けると「昔」相手のほうからちゃんと挨拶があった。今日現在それは半分のケースのみでしょう。あったとしても相手は王様が民に手を振ってような仕草。気持ち悪い。 もしかして今日日本の文化に興味を持って来日した外国人しか「日本人らしく」振舞わないかもしれない。他は横文字と西洋文化かぶれてしまい、正体が明らかでない国のビジネスマン振る舞いに落ちるつつあるような気がする。 こんな事を言ってしまうと又怒られるだろう・・・

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最近注目されている・・・

このフレーズは先日スポーツ選手に関するドキュメンタリーで聞いたが、それ以外にもニュースや新聞などで目にする。 左記のスポーツ選手(スノーボード)の場合足底筋の話だった。競技の内容から考えても足底筋の訓練が求められるのは当然でしょう。しかしその足底筋の訓練はスポーツ選手のみならず、一般人の健康維持にも大事だと言うことを「最近注目されている」で言いたかったらしい。 事実はそのままで結構だが・・・ 足敵筋の「訓練」は太古昔から武術において欠かせない事だし、日本舞踊、茶道などなど多数の伝統芸能にも求められる。 ならば、「最近注目されている」と格好良く言って人は日本の伝統が知らないのか、無視したがるのかがわからないけれども、私のようなよそ者から見た立場では少々情けない。 添付の写真は私の弓道の先生だ。先ず、あの形で弓を引くのは足底筋の使用が不可欠だ。何百年の前から(日本では)の常識。「最近注目されている」なんて・・・馬鹿みたい。

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